簡単にIQを上げる訓練方法2選【頭が良くなるトレーニング】

IQとは知能検査の結果により知能を数値化した指標です。知能が高い程数字が大きく、知能が低い程数字が小さくなります。
中央値は100で、70~130の間に約95%の人が収まると言われています。

今からご紹介する訓練を習慣化すれば10~20程度のIQの上昇が見込まれます。とはいえ、IQの数値を出すのはIQテストなのでIQのテストに対する対策を中心に行えばある程度の数値を上げることはできますが、それでは本質的に知能が向上したとは言えません。

本質的な知能である「判断力」、「思考力」、「想像力」を向上させる習慣を身に着けましょう。

今回紹介するのは【0秒思考】と【苫米地式思考訓練】の2つとなります。

①【0秒思考】 とは

有名な著書なので、ビジネス書をよく読んでいる方はご存知かと思いますが
思考のトレーニング方法として「0秒思考」は外せません。
マッキンゼーでコンサルタントをしていた赤羽雄二氏が「頭が良くなる」トレーニングとして紹介している方法です。

方法は非常に簡単なのですぐにでも実践できます。

・A4の紙を横にする
・テーマを1つ決め、1枚の紙に考えたことを4~6行書く
・上記を1分以内に行う
・10枚程度毎日行う

これだけです。深く考えず、思いついたことをすぐに書きましょう。
10分程度で終わるので毎日のルーティンに加える事をおすすめします。

②【苫米地式思考訓練】 とは

脳科学などの認知科学者であり、日本におけるコーチングの第一人者の苫米地英人氏が毎日行っているトレーニング方法です。頭の回転が飛躍的に向上し、レスポンス速度が上がります。とっさの判断力や思考力が向上するため、CIAや宇宙飛行士の訓練としても基礎的なトレーニングとして実践されています。

主に外で行う方法ですので、上記の0秒思考と一緒に日常生活に習慣として取り入れると大変効果的です。
難易度ごとに3つのシチュエーションを紹介します。

レベル1.自動販売機でトレーニング

自動販売機を見かけたら即座に行いましょう。
まず、自動販売機で売っている全ての商品を確認します。そしてその中から一番飲みたいものを1つ選んでください。
確認してから1秒以内が理想です。

慣れてきたら次は「上司に買っていくもの」や「恋人に買っていくもの」等、テーマを決めて行ってください。

確認→選択までなるべく早くできるようにしましょう。歩きながら立ち止まらずに行えるぐらいのスピードです。
速歩きしながら行えば、有酸素運動を伴って脳のトレーニングに大変効果的です。

レベル2.飲食店のメニューでトレーニング

自販機よりメニューが多くなりますが、基本的な方法は全く一緒です。
メニューを全て確認し、欲しい物を1秒以内に決めます。知らない店のほうが効果的ですが、馴染みの店であれば条件、テーマを変えて選んでみましょう。

レベル3.周囲の状況を使ったトレーニング

これは実際にCIAや宇宙飛行士も行っているトレーニングです。例えばレストラン等に入った際に、瞬時に部屋全体の状況を把握します。人や配置、建物の構造等、その部屋から得られることができる全ての情報をなるべく多く、そしてなるべく早く確認します。

このときに重要なのが以下の2つの視点となります。

テーマを持った視点

一つは上記でもお伝えしたような「テーマを持った視点」です。
CIAの実際の例でいうと、「テロリストを企てている人がいる場合」等の状況を想定して。周囲の人の持ち物や仕草、座席の配置や脱出経路を瞬時に把握し、事件が発生した場合にどのように行動を行うのかシミュレーションを行うのです。

そしてもう一つの視点は

何も持たない視点

着眼点を決めずに、得ることができる情報を全て把握するという視点です。

この2つの視点を同時に持った上で、瞬時に全体を把握するのです。

何人かで来ているのであれば目を閉じて相手に質問をさせてみましょう。
「入り口に座っている男性のTシャツの柄は?」等など

漫画「宇宙兄弟」のエピソードでも、南波六太がアメリカでレストランに入った際、レストランの状況を瞬時に把握していることがわかるエピソードがありますね。宇宙飛行士には大事なスキルとして認知されています。

まとめ

0秒思考は毎朝のルーティン等に組み込むことで習慣化しましょう。1日10分程度なのでできない理由はないはずです。
苫米地式訓練は日常の中で行えるため、自販機を見た際や、レストランに入った際等簡単に行うことができます。

脳は筋トレのように鍛えることで細胞も増やすことができますし、活発化させ地頭を良くすることができます。
脳細胞を増やすワークアウトとして下記も紹介していますのでご参考ください。

筋トレで脳細胞を増やすおすすめワークアウト